サッチ分解剤手軽で楽なサッチング方法
サッチを楽に除去してくれるサッチ分解剤
一般的に熊手やレーキを使って取り除くサッチングという作業や、芝焼きなどでサッチ除去しますが、サッチングは体力的につらい作業ですし、芝焼きも火を使うので住宅地なのでは使いづらいのが現状です。
そんな時に有効なのが、サッチ分解剤をつかって、土壌のサッチを分解してしまう方法です。
サッチ分解剤は微生物をつかってサッチを分解してしまう方法で、散布するだけで手軽にサッチ除去が出来るので、大変便利なサッチ除去方法です。
また、熊手やレーキを使ったサッチングだけでは、全てのサッチを全て取り除くことは難しいのですが、通常のサッチング作業とサッチ分解剤を併用するで、芝生の生育により良い環境を作ることができます。
サッチがたまると、芝生の病害が発生しやすいので美しい芝生を維持するためには定期的にサッチ除去を行いましょう。
サッチングについて 芝焼きとはサッチ分解剤の効果
サッチ分解剤は土壌の改良、病害の予防、肥料効果アップなどの効果があります。
- 【効果1】サッチを除去することで、水はけが良くなり芝生の保水力を改善することができます。
- 【効果2】病原菌の住処であるサッチを除去し、芝生の通気性を向上させ、結果的に芝生の発生を防ぐことができます。
- 【効果3】サッチ分解剤は、芝の中のサッチを分解して土に戻します。分解したサッチは養分となり、肥料効果を発揮します。
- 【効果4】土壌処理剤(除草剤など)の効果を安定させることもできます。
このように、サッチ分解剤を使用すると、芝生の生育環境を、病害が発生しにくく、美しい芝生を維持できようにすることが出来ます。
サッチ分解剤はどのようにサッチを分解するのか?
微生物が出す分解酵素がサッチを分解します。
サッチ分解剤は、微生物の力を借りてサッチの分解を行います。実際には、サッチ分解剤の中にいる微生物が「分解酵素」を出し、その「分解酵素」によってサッチの有機物が分解されるのです。
分解酵素を直接散布すると効果は一時的なものになってしまいますが、サッチ分解剤は、微生物が分解酵素を継続的に出し続けるので長く効果を発揮することができます。
ひとくちにサッチ分解剤といっても沢山の商品が販売されていますので、含まれている微生物も多種多様ですが、芝生愛好家が良く使われているイデコンポガーデンを例にしてみると、サッチ分解機能を持つバチルス菌が混合されています。
サッチ分解剤の使い方
散布するだけの簡単作業でサッチを分解。
サッチ分解剤といっても沢山の種類がありますが、ここでは芝生愛好家に人気のイデコンポガーデンを例に使用例を紹介します。
イデコンポガーデンは粒状の分解剤で肥料成分も入っています。使用方法は芝生の上に1㎡あたり40gを目安に散布するだけです。効果はすぐに現れる訳ではなく3ヶ月から半年くらいは時間がかかります。
サッチ分解剤イデコンポガーデンの使用例サッチ分解剤の使用時期
イデコンポガーデンに含まれるバチルス菌という微生物は、暖かくならないと活発に活動しないので、4〜10月の間に2回から3回散布します。使用できる芝生の種類はとくに問いません。
冬の間でも、暖かい日が続くようであれば微生物が活動します。(微生物の活動気温は5~30℃、もっとも活発に活動するのは、20~30℃)そのため、冬の間も芝生が乾燥しないように、適度に水やりしてください。
今回使用したイデコンポガーデンEVの場合は、3月中旬~10月中旬が使用に適した時期となります。尚、イデコンポガーデンは雨風に当たらない涼しい場所に保管すれば、数年は保存することが出来るそうです。
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