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芝生生活ではDIYによる芝生の植え方や、手入れ方法を紹介しています。

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コアリング

コアリング芝生の床土を入れ替える

床土の古い土を取り出し、新しいを土を入れる

芝生の手入れにはたくさんの方法がありますが、芝生ならではの「コアリング(コアエアレーション)」という手入れ方法について紹介したいと思います。

芝生を植えて、2年・3年と年月が経ち、徐々に元気がなくなってきたということはありませんか?それは、年月の経過とともに、芝生の土が固くなってくることが原因です。

野菜を畑で育てる時に、土を耕すように、芝生も土が硬いと元気に育つことができません。固い土が、根の成長を邪魔したり、通気性が悪くなって呼吸することができなくなり、芝生が弱くなってしまいます。

しかし野菜と違って、芝生は、一度植えてしまうと、芝生の下の土を耕すことができません。そこで「コアリング(コアエアレーション)」という芝生の手入れで、古い土を取り出し、新しいを土を入れる作業を行います。

コアリングは普段あまり聞き慣れない言葉ですが、芝生を育てるには重要な作業の一つです。

このページでは、コアリングの目的や必要な道具、コアリングの作業手順などを説明します。

コアリングとは?

コアリング作業

コアリングは、エアレーションと呼ばれる、芝生の更新作業のひとつ。

エアレーションには、地面に穴を開けるだけの「スパイキング」と呼ばれる方法と、芝生に専用の道具を突き刺し、床土の一部を抜き取る「コアリング」と呼ばれる方法があります。

どちらの作業も、芝生の床土に穴を開け、固くなった土を柔らかくする目的は同じですが、スパイキングは「芝生と地面に穴を開けて、空気を入れるだけ」なのに対して、コアリングは「固くなった床土の一部を抜き取り、抜き取って空いた穴の中に、新しい目土を入れる」作業を行います。

コアリングの目的

なぜコアリングが必要なのか?

せっかく大切に育てた芝生に穴を開けてしまい、見栄えも悪くなってしまうコアリング作業。ではなぜ、芝生に穴を開けるのでしょうか?

庭に植えられた芝生の上を、人が歩いたりすると、徐々に踏み固められて、床土が固くなっていきます。そして、酸素不足や、透水性が悪い状態の床土となります。

固い塊となった土は、芝生の根の成長を邪魔してしまうのはもちろん、土壌中の空気(酸素)が不足することにより、芝生の根が呼吸できなくなりまます。

そのため、芝生を植えて、何年か経過すると芝生が元気に育たなくなってくるのです。

そこで、コアリングを行い、床土の通気性、透水性を上げたり、サッチなどの有機物を取り除き、新鮮な土を入れることで、健全な床土へと替えることが必要となってくるのです。

コアリングの効果

前庭

コアリングには主に5つの効果があります。

コアリングの効果は、下記のとおりですが、そのほとんどはスパイキングでも効果があるものです。

しかし、古い土・芝生の根・サッチなどの有機物を取り除き、新しい目土を入れて、土壌を改良することは、コアリングしかできません。

【効果その1】

土を耕すことで、固まることを防ぎ、芝生の根の成長を邪魔しない、柔らかい床土を維持することができます。

【効果その2】

古い土・芝生の根・サッチなどの有機物を取り除き、土壌を更新・改良することができる。

床土の中にある、肥料によりできた有機物や古い芝生の根は、サッチと呼ばれ、雑草や芝生の病気の原因となります。コアリングすることで、新しい土に入れ替え、土壌を活性化することができます。

【効果その3】

芝生の根を切ることで、刺激を与えて、成長を促すことができます。密集した芝生の根を「ほぐす」効果もあります。これを芝生の根切り効果、またはスライシング効果といいます。

【効果その4】

芝生に穴をあけることで、通気性を良くして、芝生の根に新鮮な空気を送ることができ、病原菌の発生を抑えることができます。また、水はけがよくなり、地中深くまで水が浸透するようになります。

コアリングとスパイキングの大きな違い

ローンパンチとローンスパイク

コアリングの方が大きな効果を期待できる

コアリングとスパキングは、ほとんど同じような効果がありますが、芝生を植えてから土を入れ換えることが出来るのは、コアリングだけです。

スパイキングは穴をあけるだけなので手軽ですが、コアリングの場合は、抜き出した土を片付ける作業と、穴をあけた箇所に新しい土を入れる作業が必要なので、やや手間がかかります。

では、コアリング作業とスパイキング作業をどのように使い分ければ良いのでしょうか?

すでに十分に柔らかい土であったり、砂質に近い砂であればエアーレション作業で十分だと思います。しかし、粘土質の固い土で困っている場合は、より効果的なコアリング作業を行うのがベストな選択です。

コアリングに必要な道具

コアリングには専用の道具を使用します。

ホームセンターなどで売られている、ローンパンチという道具を使用するのが一般的ですが、コアリングを極めたい芝奴隷は、バロネスのタインエアレーターを使用しています。

ちなみに、スパイキングには、ローンスパイクという道具を使用します。「ローンパンチ」と「ローンスパイク」は見た目がよく似ているので、間違って購入しないように注意しましょう。

ローンパンチ

ローンパンチ

写真がコアリングに使用するローンパンチという道具です。先端の両端二箇所に、パイプ状の刃がついています。

パイプ状の刃を突き刺すことで、芝生の下の土や根が、下から上に押し出されて、取り出す事ができる仕組みです。突き刺すときは、ステップの部分に足をかけ、体重をかけながら突き刺します。

ローンパンチは、ホームセンターなどで2,000円程度で売られているので、手軽に購入することができます。

バロネス タインエアレーター

バロネスという会社が販売している「タインエアレーター」もコアリング用の道具です。

タインという部品の刃先が鋭くなっているので、土の抜けがローンパンチとは格段に違います。穴の深さを調整する機能もついています。タインも取り外し交換が可能で、長さ・太さのバリエーションがあります。

また、ローンパンチは2本だった刃が、3本のタインなので効率的な作業が可能です。

価格は、税込みで23,000円とローンパンチと比べてかなり高価となっています。ホームセンターなどでは見かけることはほぼ無いので、インターネットで購入する必要があります。

電動ドライバー+アースドリル

電動ドライバー

最近芝奴隷の間で流行しているコアリングの手法

電動ドライバーもしくは電動ドリルの先端に、アースドリルという専用のドリルを取り付けて、コアリングを行う方法です。アースドリルは、肥料や水を与える際の穴あけに使用する園芸用を使用します。

ローンパンチやタインエアレーターのように足で踏み込む必要がないので、作業が圧倒的に楽になります。

電動ドライバーや電動ドリルをすでに所有している方は、アースドリルを購入するだけなので、比較的低コスとで始めることができます。

コアリングの方法

コアリングの前には芝刈りを済ませる

芝生が伸びている場合は、コアリングや作業後の目土入れの邪魔になるので、先に芝刈りを済ませておきます。

ローンパンチを使って芝生に穴を空ける

コアリング作業

ローンパンチを、芝生に垂直に突き刺して、足で強く踏み込みます。刃は土に刺さることで、パイプ状の刃の上部から土が出てきます。

この作業を、後ろに下がりながら繰り返し行います。出てきた土は後でまとめて回収します。

穴を開ける間隔は、約5cmから20cmを目安に、お好きな間隔で大丈夫ですが、ローンパンチの刃の間隔に合わせるのが一般的でしょう。穴の間隔は狭いほど効果がありますので、体力と相談しながらなるべく多くの穴を開けるようにしましょう。

穴の深さは刃の長さに依存します。15cmの深さが一般的な刃の長さですが、バロネス タインエアレーターなどは、刃の長さを調節可能です。

また、晴れた日が続いて土が乾燥している場合は、土が固くて作業しにくいので、雨上がりで土が柔らかくなっているの状態がおすすめです。

抜いた土の回収と再利用

スパイキングと違って、コアリングでは抜いた土を集める必要があります。手で拾うこうとは難しいので、トンボやレーキなどを使って、抜いた土を集めます。集める時は、土が乾燥するまで待った方が効率的です。

抜いた土は、少し手を加えることで、目土として再利用する事ができます。

まず、抜いた土に芝生や雑草の根が混じっている場合は、古いにかけて取り除きます。もし、抜き取った土が粘土質だった場合は、土壌改良剤などを混ぜて、サラサラとした土の状態にします。排水性の高い肥料を混ぜておくと、後々に目土として使用することができます。

意外と面倒くさい作業なので、そのまま処分してもかまいません。

目土(目砂)入れ

目土入れ

コアリングはスパイキングと違い、芝生に穴を開けて目土(目砂)を入れます。

穴に目土(目砂)を入れないと、芝生の根が乾燥してしまい、芝生にとって良くないので、遅くとも次の日には、目土(目砂)を入れるようにします。

穴に入れる目土ですが、土ではなくて砂を入れることで、水はけの良い土壌を作る事ができます。最近では芝生用の目砂も販売されているので、それを使用すると良いでしょう。

目砂を入れることで、コアリング後の根の乾燥を防ぐ、有機物の分解を促す、排水性の良い土壌に改良するなどの効果があります。

散水

水やり

目土入れの後は、水やりを十分にして、目土を芝生に馴染ませます。コアリングの後は、芝生の根が乾燥しやすいので、たっぷりと水を与えてください。

コアリングの穴が目立って芝生の見栄えが悪くなりますが、芝生が育つにつれて目立たなくなってきますので、安心してください。

コアリングの時期と回数

春と秋がコアリングに最適な時期

コアリングを行うのに適している時期は、芝生の成長期です。

暖地型芝生(高麗芝などの日本芝)の場合は、3月末〜9月ごろ、寒地型芝生(西洋芝)の場合は、3月中旬〜5月と9月中旬〜10月中旬が成長期となります。コアリングは芝生を傷つけて負担をかけるので、回復の早いこの成長期に行うのが適しています。

コアリングの目安は、年に1回から3回が目安となります。床土の状態に合わせて回数を決めるといいでしょう。高麗芝の場合は、3月の更新作業時に行うのが、最も適した時期となります。

コアリングで抜き取る面積は、1年間で芝生の面積の10%を目指してみましょう。計算では、10年間続けることで、床土を全て入れ替えることができます。

常に新鮮な床土で芝生を育てることで、きれいで丈夫な芝生を作ることができます。

裏庭

まとめ

コアリングのポイント

最後に、もう一度コアリングのポイントをまとめておきます。

  • 1. 古い床土を抜き出して新しい土を入れることで、常に新鮮な土壌を維持できる
  • 2. ローンパンチと呼ばれる専用の道具を使用する
  • 3. コアリング作業で空いた穴には、必ず目土を入れる
  • 4. コアリングの時期は3月末から4月中旬に行うのが理想的(高麗芝の場合)
  • 5. コアリングはスパイキングより作業は大変だが、効果は大きい

いかがでしたか?コアリングは、芝刈り、施肥、水やりのようにすぐに効果が現れる、手入れではありません。

しかし、毎年コツコツと続けることで、確実に土壌の状態は良くなり、その結果、元気な芝生を育てることができるのです。

もしあなたが、ワンランク上の芝生を望んでいるのであれば、コアリング作業をしてみましょう。

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