芝焼き芝生の成長を早める方法
雑草の種・病害虫・卵の駆除に効果的。
芝生を焼くことで、芝生の葉や根が枯れて腐ったサッチが溜まった「サッチ層」を取り除く事が出来ます。「サッチ層」には病害虫や病害虫の卵が発生しやすいのですが、「サッチ層」を燃やして取り除くことによって、雑草の種・病害虫・卵の駆除ができます。
ただし、火の熱によって、雑草の種・病害虫・卵の駆除はできますが、火が届かない地中までは、その効果はありません。
芝焼きによって、芝生の成長を促進し、芝生の芽吹きを約1週間程度早めることができます。
サッチとは芝焼きの時期
新目が出る前の2月から3月上旬にかけて。
芝焼きは、高麗芝の新目が出る前で芝生が枯れて休眠している、2月から3月上旬に行うのが良いでしょう。風が強い日は危ないので避けてください。
芝焼きの方法
類焼の予防→火を付けて燃やす→火の始末
【芝焼きの手順1】
まず最初に、芝生の近くにある焼いてはいけない植栽にたっぷりと水をかけて類焼が起こらないようにします。近くには、必ずバケツなどに水を用意しておいて、いつでも火が消せる状態にしておくこと。
【芝焼きの手順2】
まずは熊手やレーキをつかってサッチを掻き出し、芝生を起毛させます。芝生を起毛させることで火のまわりを良くすることが出来ます。
【芝焼きの手順3】
芝生を焼く場合は、風下から火をつけます。風下から火を付けることで、風下から風上に向かって自然に火が燃え広がります。除草用のバーナーなどを用いて芝焼きをすることもあります。風が強い日は火の勢いが強くなりすぎるので、芝焼きはしないで下さい。
【芝焼きの手順4】
焼きムラがないように芝生を焼くようにしましょう。最後に念入りに火の始末をして「芝焼き」は終わりです。
芝焼きは火を使う作業なので非常に危険な芝生の手入れです。住宅地での芝焼きや、近くに燃えやすい植栽などがある場合は「芝焼き」はしないでください。条件を満たしていても、必ず消火の準備をしてから芝焼きを行ってください。
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