2020年(令和2年)芝生の更新作業計画 | 芝生ブログ(芝生の管理日記)2020.02.02
2月になってまだ寒い日が続きますね。少し早いですが、今年度の芝生の更新作業について計画をしてみようと思います。
考えてみると、昨年のこの時期はまだ「平成」だった訳で、令和になって初めての「芝生の更新作業」となるわけですが、昨年の反省も踏まえて、気合を入れて今年の計画を立てたいと思っています。
芝生の更新作業とは?
そもそも「芝生の更新作業って何?」と思われた方に、簡単に「芝生の更新作業」について簡単に紹介をしておきます。
芝生は植えて年月が経つと、床土が固くなったり、サッチ(有機物)が堆積したりして、徐々に元気に育たなくなってきます。
そこで、エアレーションで固くなった床土を改善したり、サッチングで堆積したサッチ(有機物)を取り除いたり、目土を入れで、土壌を活性化させたりして、芝生が育ちやすい環境を取り戻す必要が出てきますが、このような作業を「芝生の更新作業」と呼びます。
芝生は、水やり、芝刈り、雑草取りなどのに途上的な手入れも必要ですが、それだけでは芝生は徐々に育ちにくくなるので、このような更新作業を定期的に行うことが必要になってきます。
↓芝生の更新作業については、下記のサイトで詳しく紹介されています。
芝生の更新作業で綺麗な芝生を維持しましょう更新作業の時期はシーズンが始まる少し前が最適
芝生の更新作業は、大なり小なり芝生にダメージを与えることになるので、ダメージを受けた芝生が元の状態に戻りやすい時期、つまり芝生の成長期に行うのが基本です。
しかし、シーズン中に更新作業を行うと、せっかく綺麗に育った芝生にダメージを与えてしまうことになります。特に、目土入れやエアレーション、コアリングなどは、一時的に芝生の見た目悪くしてしまうために、なるべく避けたいと思ってしまいます。
そのような理由で、私はシーズンが始まる少し前に更新作業を終わらせるのが最適だと思っています。
3月末までに芝生の更新作業を終わらせるのが目標
私の住んでいる地域では、高麗芝のシーズンは4月からになります。4月になって暖かい日が続くと新芽が出始めて、ゴールデンウィークになってやっと芝生全面が緑になります。つまり、我が家の場合は、3月末までに更新作業を終わらせてしまうことが必要となってくるのです。
しかし、昨年は3月の初旬から「芝生の更新作業」をスタートしたにも関わらず、結果的に、3月末までに全ての更新作業を終わらすことが出来ませんでした。
その理由は、芝生の更新作業は、枯芝刈り、サッチング、エアレーション、コアリング、目土入れなど、やることが多く、しかも初体験の「スライシング」という「芝生の根切り」も更新作業に加えたためです。
さらに、週末に用事が入ったことにより、更新作業を出来る日が少なかったことも計算外でした。
昨年の反省も踏まえて、2月から更新作業を開始する。
昨年の反省を踏まえて、今年は更に早い2月から芝生の更新作業をスタートすることにします。
気が早いな〜と思われるかもしれませんが、週末にしか「芝活」ができないサラリーマンにとって、3月末までに更新作業を完璧に終わらせるためには、早めにスタートをするしか方法が思いつきませんでした。
特に、私は冬の間はまったく「芝活」をしないタイプなので、冬の間は芝生に雑草が「生えまくり」となっており、その雑草を取りぞくだけで、週末2回分(述べ4日間)を費やしそうな予感をしています(笑)
更新作業の作業項目をご紹介
今年の更新作業は下記を予定しています。床土が固くなってしまい、ここ数年芝生が生えてこない箇所があるので、そこを重点的に作業をしてみたいです。その他は例年通りの作業となるでしょう。
雑草を取り除く
私は冬の間は「芝活」をまったくしないタイプの芝奴隷なので、毎年、冬の芝生には雑草が生えまくってます。まずはこの雑草を全て取り除くことから、更新作業がスタートします。
雑草は、細かいものまで完璧に取り除こうとするととても時間がかかるので、大きめの目立つ雑草のみテデトールで取り除いて、あとの細かい雑草は「除草剤」の散布で枯らしてしまおうと思います。
除草の方法冬枯れした芝の低刈り(枯芝刈り)
冬の間は、芝生を養生するために、少し長めの刈高にしてあります。しかし長く伸びた芝生では、この後に行う全ての更新作業で邪魔になってきます。そこで通常よりも短めで枯れた芝生を刈ってしまいます。芝生を短る刈ることで更新作業をスムーズに行こなうことができます。
芝刈りの方法サッチング
枯れた芝生や、芝刈り時に回収出来なかった有機物の層を「サッチ」と呼びます。サッチは、芝生の成長を邪魔したり病害虫の原因となりやすいので、取り除く必要があります。昨年の秋に「サッチ分解剤」を散布しているので、少しでもサッチングの作業が楽になっていれば良いなと思います。
サッチングの方法コアリング
2019年に試験的に始めた、電動ドライバー+ドリルを使ったコアリングを、本格的に導入したいと思います。
今までは、ローンパンチを使用したコアリングをしていたのですが、土壌が固くなっている箇所は、ローンパンチで穴を空けることを断念していました。しかし、電動ドライバー+ドリルによるコアリングは土が固くても簡単に穴を空けることが、昨年のテストで証明できました。そこで、今年はコアリング作業に重点をおいた更新作業にしたいと思っています。
コアリングの方法エアレーション
コアリングにより、エアレーションの効果もあるため、ローンスパイクによるエアレーションはしないつもりです。
エアレーションの方法スライシング
コアリングにより、根切りの効果もあるため、ターフカッターによるエアレーションはしないつもりです。
スライシングの方法目土入れ
凸凹している部分のみ少し目土入れをします。とくに部分的に凹んでいる所を中心にします。コアリング後に目土入れをするため、全体に薄く目土を入れ作業はしません。
目土入れの方法肥料散布
効果が持続する固形の緩効性肥料を散布することにします。この時期に散布する肥料は、効果が長く続く「緩効性肥料」にして、数ヶ月間の芝生の栄養の基本としています。そして、シーズン中で短期的に芝生に栄養を与えたい時には「液体肥料」を使うようにしています。
芝生の肥料について除草剤の散布
更新作業の最後に除草剤を散布します。この場合の除草剤は雑草を枯らすのが目的ではなく、雑草が生えにくくするための予防的な意味で除草剤を使います。
除草剤の使い方定期的な更新作業はとっても大事
芝生の更新作業って、すぐに効果が現れるわけでもなく、しかも地味で疲れる作業ばっかりなので、ついついサボりがちになりますが、長い目で見ると効果は確実に実感できます。
私も「芝生の更新作業」を知らなくて、芝生がハゲハゲの時期を経験したのですが、更新作業の大切さを知ってからは、欠かさないようにしています。
最後に、芝生の更新作業は、必ずシーズン前に終わらせる必要はありません。シーズン前に終わらせたいのは、シーズン中に芝生にダメージを与えたくない私の「こだわり」なだけで、その部分を気にしなければ、春〜初夏にかけて少しずつ進めても大丈夫です。
芝生の手入れについては、下記のサイトでも詳しく紹介しています。
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