芝生のパンチングで芝生の穴あけ | 芝生ブログ(芝生の管理日記)2018.03.11
先週のサッチングにつづいて、今週は芝生のエアレーション作業を行いました。
本当は昨日行う予定っだったのですが、思いの外寒い日だったので、今日に延期にしていました。
芝生のエアレーション作業は、芝生の更新作業とも言われている芝生の手入れ方法で、古くなった芝生の根を切って(根切り)、芝生の生育を促進したり、床土の通気性、水はけを良くして、芝生が育ちやすい環境を作ることを目的としています。通気性が良くなることで病害虫への対策にもなります。
高麗芝などの暖地型芝生の場合は、年1回を目処に、春に行うことが一般的です。私もこの時期には可能な限りエアレーション作業を行っています。
ローンパンチで芝生に穴を開ける
今回のエアレーションは、固くなった土壌の改善を行うことを目的にして、ローンパンチという道具を使いました。
一般的にエアレーションに使う道具としては、ローンスパイクとローンパンチというよく似た道具があります。ローンスパイクは、主に芝生の根切りに使用し、ローンパンチは固くなった土を取り除く作業に使用します。特徴としては、以下の様になります。
ローンスパイク
ローンスパイクとは、主に芝生の根を切る道具です。先端が金属製で、フォークのような形をしています。ホームセンターなどで安価で販売されています。
後で説明するローンパンチと形状がよく似ていますので、購入時に間違わないように注意して下さい。
ローンパンチ
ローンパンチとは、芝生の地面に穴を開けてその穴から固くなった土を、地面から取り出す道具です。先端が金属製のパイプになっていて地面に穴を開けることが出来ます。こちらもホームセンターなどで安価で販売されています。
ローンスパイクでも固くなった土を柔らかくする効果があり、その逆で、ローンパンチでも根切りの効果があります。どちらを使用するかは、根切りか土を柔らかくするのか、どちらを優先するかで決めるといいでしょう。
目的によってエアレーションの道具を使い分けます
私の場合は、ローンパンチ、ローンスパイク、ガーデンスパイクという道具を使ってエアレーションをしています。
ガーデンスパイクは、靴の上から装着する「履く道具」で、足の裏側に当たる部分に金属製のスパイクがついています。このガーデンスパイクを履いて芝生の上を歩くことで、エアレーションが出来る優れものです。
私は、この道具が気に入っており、軽くスパイキングをしたい時はガーデンスパイクを使用していますが、なぜか子供たちには、ローンパンチやローンスパイクの方が人気があります。
芝生の道具の紹介3月の我が家の前庭の芝生
エアレーションをすると汚く見えるので、エアレーション前の写真を掲載しています。
前庭の芝生は、植えた時期が古い事もあってかなり土が固くなっていましたので、念入りにパンチングを行っています。ここ最近は、密な芝生が生えることが無かったので、パンチングで芝生が活性化し以前のような密な芝生に育つことを期待しています。
3月の我が家の裏庭の芝生
エアレーションをすると汚く見えるので、エアレーション前の写真を掲載しています。
裏庭の芝生は、昨年、芝生の全面化をした時に植えた場所と人が殆ど歩かない場所は、かなり土が柔らかかったので、軽くパンチングをした程度です。通路になっている部分のみ土が固くなってしまっているので、念入りにパンチングをしています。
綺麗な芝生を育てるのに必要な更新作業
このように、エアレーション(芝生の更新作業)は、効果は直ぐに現れないのですが、じわじわと効果を発揮し、芝生の成長が旺盛になる時期には、違いがはっきりと現れてきます。
芝生の成長期(高麗芝の場合は4月〜9月)に芝生が伸びない、まだらに芝生が生える、などの症状が出る場合は、土が固くなって芝生が伸びていない可能性があるので、エアレーション作業を試して下さい。
但しエアレーション作業は芝生を痛めつけていることになるので、暑くなる7月と8月は避けたほうが良いでしょう。
エアレーションの他にもスライシングという手入れ方法があり、こちらは「芝生の根切り」がメインとなる更新作業です。エアレーションもスライシングも、元気な芝生を育てるのに必要なので、可能な限り毎年行うようにしましょう。
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