芝生の土の塊はミミズの糞。ラージバッチの原因か? | 芝生ブログ(芝生の管理日記)2013.10.06
最近、前庭の芝生について気になっていることがふたつあります。
まず一つ目は、ラージパッチ(葉腐病)が全体的に見られること。始めに確認したのは8月の末くらいの時期でした。
当初は水不足が原因と考え、十分に散水するようにしていたのですが、一向に回復する気配が無く、9月、10月になって逆に全体的に広がっていく傾向にあり、単なる水不足ではなく、ラージパッチ(葉腐病)ではないかと考えるようになりました。
芝生のラージパッチと土の塊
ラージパッチ(葉腐病)は高麗芝などの日本芝の場合は、主に春と秋に病害が発生しやすく、排水や土壌成分などが原因で発生します。
時期的に見てもラージパッチ(葉腐病)が原因で間違いはないと思うのですが、不思議なのは、今まで一度もこの病気が起こらなかったのに、今年になって突然起こってしまったことです。
次に二つ目の気になることは、芝生の上に、ぶどうの房のような土の塊が、多く発生すること。朝になると、写真の様に。芝生の上に無数の土の塊が出現します。
土の塊はミミズが原因
土の塊はミミズが原因であることは分かっていますが、最近はこの数が非常に多くなっています。
ミミズ自体は地面の土を耕してくれるので芝生の美観を損なう程度で、芝生自体にとっては良い虫だと思って、散水時にこの土の塊(糞塚)を崩すようにしていた他は、その他は何も対策はしていませんでした。
そして、このふたつの「気になること」を、インターネットで調べていたとこと、ふたつの現象が関連しているのではないかという疑惑が浮かび上がっていました。
どうやら、土の塊(ミミズの糞塚)の影響で、周囲の土のphが変わってしまい芝生の育成に悪影響を与えることもあるそうで、土の塊(ミミズの糞塚)が悪影響を与えた結果、芝生にラージパッチ(葉腐病)が発生した可能性が高まりました。
そうなると、まずは、土の塊の原因となるミミズを退治することが必要になります。調べてみると、椿油粕(つばきあぶらかす)なる商品が、ミミズの退避に使用できるということです。
椿油粕(つばきあぶらかす)自体は、有機肥料で豊富な栄養成分を含んでおり、元肥・追肥としてよく使われますが、どうやらミミズが嫌いな成分も含んでいるようで、芝生の愛好家の間では、みみず退治にも使用されることがあるそうです。
使い方は、粒状の椿油粕(つばきあぶらかす)を散布して水をまくと、しばらくして地面からミミズが這い出てきて、日光で成仏するそうです。その光景はまるでホラー映画のような光景だそうです・・・。
最新のオススメ記事
8月の芝生の手入れ教えます。2011.08.01
8月は一年間のなかで一番芝生が元気に育つ時期です。こまめな刈り込みや芝生の手入れを心がけましょう。 とくに8月の日差しは強く、空気が乾燥もし…
〜中略〜
芝生が元気に育つ季節です。 高麗芝はこの時期生育が盛んなので、きれいなグリーンの芝生が楽しめます。西洋芝は暑さも苦手なので、病気や害虫も発生…