芝生に色を塗る?芝生の着色剤という画期的な薬剤が存在する | 芝生ブログ(芝生の管理日記)2019.04.21
手軽に1年中緑の芝生を楽しむことができる、芝生の着色剤
SNSなどの投稿画像を見ていて、3月なのに高麗芝が緑色をしているのを不思議に思っていました。今までは、南の地域にお住まいの方なのかな〜思っていたのですが、最近、芝生の着色剤というのを知りました。
芝生に色を塗ることができると知って、思い出したのは、ペンキを使って山を「緑化」としたいう中国のニュースでした。山をペンキで塗るとういうずいぶん横着なことをするな〜と思っていたのですが、まさか芝生でも同じようなことができるとは・・・。
しかも、芝生の着色剤は、色を塗るといよりも、枯れて茶色く変色するのを遅らせるような薬剤となっており、春になって新芽がでる時期も早めることができるというではありませんか。
私の住んでいる地域では、一年中緑の芝生を楽しむためには、ウィンターオーバーシードしか方法がないと思っていたので、その手間を考えて諦めていたのですが、ぜひ今シーズンに挑戦してみたいと考えています。
ゴルフ場や結婚式場などで使われる芝生の着色剤
高麗芝をフェアウェイに使っているゴルフコースでは、高麗芝が茶色く枯れてしまうので、見栄えを良くしたり、フェアウェイとラフの区別をはっきりとするために、10月になると芝生に着色剤を散布するそうです。
ゴルフ場の他にも、見栄えを重視する結婚式場などの施設でも使われているそうで、たしかに結婚式場では茶色の芝生は似合わないですもんね。
見た目以外にもメリットがある着色剤
着色剤を使用すれば、見た目を良くするだけでなく、ほかにもメリットがあります。
- 1.着色剤を使うことで、熱の吸収率が高まり、芝生を寒さから守ることができる
- 2.芝生の葉緑素を増やして高麗芝の休眠時期を遅らすことができる
- 3.熱を吸収しやすくして、春、新芽が出る時期を早めることができる
散布時期は10月、枯れてからでは効果が少ない
さてこの芝生用の着色剤ですが、枯れてしまった芝生では緑になる効果が現れにくいので、芝生がまだ緑の時期の10月ごろに使うのが効果的です。そして冬の間に1ヶ月に一度を目処に散布することで、高麗芝の緑を保つことが出来ます。
10月に初回の着色をするとしたら、11月、12月、1月、2月、3月と毎月着色剤を散布し続ける必要があります。冬の間はメンテナンスフリーという、高麗芝のメリットが一つ減ることになりますが、それでもやはり、一年中緑の芝生への誘惑には負けることになりそうです。
現在は4月で、この着色剤をサンプルる時期ではないので、秋になったらまず、この着色剤をテストしてみようと思います。
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