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芝生用語辞典

軸刈り【じくかり】 | 【芝生用語辞典/さ行】

芝が長く伸びた状態で短く「芝刈り」をしてしまい、葉の部分ではなく成長点より下の茎の部分(軸)を刈ってしまうことを「軸刈り」といいます。

5cm以上の芝草を一気に短く芝刈りする時には軸刈りになりやすく、特に暖地型芝生の場合は夏に成長が旺盛で、夏などは1週間ほどで5cm以上に育ってしまうこともあります。

5cm以上に伸びた芝は成長点の位置も高くなってしまい、そのシーズン中は低い刈り高で管理することは出来なくなるので注意が必要です。

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芝生の成長する仕組み

芝生は横に成長するときには、匍匐茎を伸ばし、縦に成長する時には、葉の部分が伸びると同時に、茎の部分(軸)も一緒に成長します。

そして芝生の芽(軸)の部分には成長点があり、そこから葉が成長しています。これが芝生の成長する基本的な仕組みです。軸刈りは、この「芝生の成長点」より下の「茎の部分」を刈り込んだ場合に起こります。

成長点の位置は、芝の緑色と茶色の境目あたりにあり、よく観察すると確認することができます。

軸刈りをしてしまうとどうなる?

軸刈りをしてしまうと、緑の葉を刈り取ってしまい、茎の部分しか残らないので、芝生の見た目が白っぽくなってしまい美しくありません。
また茎の部分がむき出しになってしまい、芝生にかなりのダメージを与えることになります。

すぐに枯れてしまうようなことはなく、時間をかけて復活することもあるのですが、植物の成長に必要な光合成ができないため、成長が鈍くなり、最悪の場合はそのまま枯れてしまうこともあります。

春の場合は、芝生自身が保持している養分で再生しやすいのですが、夏は保持している養分が少ないので、枯れてしまう確率が高くなります。

軸刈りをしない為に注意すること

軸刈りを避けるためには、芝が長くなる前に、こまめに芝刈りをすることにつきます。一度に刈り込む目安としては、芝草の高さの1/3を刈り取る程度で、これを芝刈りの1/3ルールと呼びます。

もしも芝生を伸ばし過ぎた場合は、数回に分けて少しずつ葉を刈り込み、軸刈をしないように徐々に短くしていきます。リール式の芝刈機の場合は、そもそも長く伸びた芝生は刈ることができないために、ガーデンバリカンや芝刈り鋏を使用します。

しかし、徐々に芝草を短くしていっても、成長点の高さは変わらない為に、そのシーズン中の低い刈り込みは諦めることになります。そしてシーズンオフに一気に低く刈り込むことで、次のシーズンから低刈りが出来るように更新作業を行います。

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