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芝生用語辞典

ティフトン419【ていとん419】 | 【芝生用語辞典/た行】

ティフトン419とは、ティフトン類で最も一般的な芝草で、別名はティフウェイとも呼ばれています。西洋芝の種類の一種であり、バーミューダグラスとアフリカンバーミューダグラスの交配種。一般的な寒地型の西洋芝ではなく、日本芝と同じ暖地型芝草のグループに含まれます。

イネ科シバ属の常緑多年草、アメリカ原産の芝草。主な用途として、グランドカバーや競技場などのスポーツターフとして利用されています。

ティフトン419は、暖地型芝草でありながら高麗芝に比べて葉の光沢があり、色が濃く鮮やか。葉は細かく非常に柔らいので、素足で歩いてもチクチクしないので、校庭、園庭、公園の芝生に広く使われている芝草です。そのため美しいく密度の高い芝生を作ります。

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関連情報

ティフトン419は、バミューダグラス類の特徴を受け継ぎ、耐暑性、耐旱性、踏圧や擦り切れ圧にすぐれています。

擦り切れに強いうえに、踏圧での擦り切れ等からの回復が早いため、運動場、ゴルフ場のフェアウェイ、サッカー場、野球場などのスポーツフィールド(競技場)用に最適です。ティフトン419が使用されている有名な競技場として、国立競技場、甲子園球場、ヤフーBBスタジアム、Jリーグのスタジアムなどがあり、スポーツターフの代表種として実績があります。

一年中緑の芝生を楽しむオーバーシーディングでは、夏芝に冬芝に負けない成長力が必要で、そのためにティフトン芝をベースの夏芝として使う場合があり、最近では一般家庭で植えられる方も増えています。

ティフトンは他の品種に比べると生育が早いため、こまめな芝刈りや施肥などの手入れが必要となります。芝刈りの頻度を増やすほど密度が高い芝生が形成されるので、雑草が生えにくくなり、雑草対策には比較的手間のかからない品種といえます。

ティフトン419の特徴

1.バミューダグラスとアフリカギョウギシバとの交雑種で、両方の長所を受け継いでいる。
2.葉は繊細でやわらかく、チクチクとした感触がないので素足で歩いても気持ちがいい。
3.密度が高い芝生を作ることができ、踏まれるのに強いのでスポーツターフとして使える。
4.成長が極めて旺盛で成長期には頻繁な芝刈りが必要。肥料も他の種類に比べて多く必要。
5.ウィンターオーバーシーディングのベースの夏芝として使用することが出来る。
6.耐暑性や耐旱性に優れている。
7.横に伸びるほふく茎で成長する。

ティフトン419は、20度〜成長するため、関東より西の温暖な気候で育てやすい品種です。他の暖地型芝生と同様に、冬には休眠し地上部は枯れてしまいます。日当たりの悪い場所には向いておらず、生育には1日5時間以上の日照が必要となりますので、日当たりの条件が悪い住宅地にはお薦めできない芝草です。

ティフトン419の最大のメリットは、暖地型芝生の中で最も繁殖力が強い特徴を活かし、少量の芝で短期間に芝生を作れる事が出来ることです。広い面積に芝生を作る場合に低コストで芝生を作ることが出来るので、学校の校庭を芝生化する時によく使われています。

鳥取方式と呼ばれるポット苗を使用した芝生の植え方が有名で、ポット苗を50cmx50cm間隔で植えていき、ティフトン419の繁殖力を活かすことで、2か月から3か月で全面芝生を作ることができる芝生の植え方です。

ティフトン類のデメリットは、交雑種であるため種子では流通ないので、ポット芝やストロン苗でのみ販売されていること。また地下部は細い根が少ないので、マット状の切り芝の販売(流通)は難しいとされていましたが、最近では生分解性のネットを利用した栽培方法で、マット状の販売も可能となっています。

関連用語

  • 鳥取方式【商標登録】
  • アフリカギョウギシバ【あふりかぎょうしば】
  • バミューダグラス【ばみゅーだぐらす】
  • 暖地型芝草【だんちがたしばくさ】
  • ティフトン類【てぃふとんるい】

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